俺様のカゴの中

女ってのはよくわからねぇ…。



いつものキスもなく、起きろと言われてリビングへ。



皿に乗った食パンには何も乗ってない。



ジャムすらなくて、コーヒーの代わりに牛乳が置かれてる。



「なんだ…これは…」

「知らない」



なんで怒ってんだよ…。



朝からめんどくせぇな…。



顔を洗い、タバコ片手にパソコン。



味気ない朝食を腹に入れ、仕事に行く準備をした。



髪を整えようとバスルームへ行くと、洗濯カゴの中には俺だけの服…。



あれ?



今洗濯機回ってるよな…?



「おい、留宇。俺の洗濯物…」

「自分でしたらいい。ついでに食べたの片づけて」

「何キレてんの?」

「わからないなら一生このままだから!!」



はぁ!?



本気で意味わかんねぇよ!!



留宇が休みなのに見送りもなく会社に向かった俺。



そこまで怒らせるようなことなんかしたか?



「おはようございます、社長」

「深見、女って面倒だな」

「奥様とケンカでもしましたか?」



ケンカ…なのか?