俺様のカゴの中

留宇の靴がなくて、姿も見えない。



クソ…。



なにやってんだ俺…。



留宇に電話をしても繋がらなくて、次に電話をかけたのはアスカ。



「珍し~。どうしたの?」

「留宇行ってねぇか?」

「うちには来てないけど…まさか家出?」

「ならいい。じゃあな」

「ちょっ…」



どこ行った?



まさかあのブルゾンの持ち主のとこ…?



オイオイ、シャレになってねぇぞ…。



学校の友達関係はわからない。



実家には帰れねぇ。



酔いが冷めちまった…。



最後の頼みはコイツ。



「雷さん!!どうしたんだよさっきの…」

「あのバカどこ行った?」

「雷さんが喋ってたヤツんとこじゃねぇかな…。なんかあった?」

「祐には関係ねぇよ。ってわけにもいかねぇか…。キャンプ、俺が出すからちょっと頼まれてくれ」

「いいよ~」



酒を飲んだことを後悔しつつ、呼んだタクシーで祐んとこに向かった。



学校の近くで待ってた祐を乗せ、向かうのは留宇がいる場所。



「やっぱりいるって」

「助かった…」

「雷さん超酒くせぇよ…」



飲むんじゃなかった…。