家も建てるし、留宇も幸せそう。



俺も充実してて生活が楽しい…。



幾度も話し合う俺たち。



「書斎作ったら雷さん引きこもりそうだから反対!!」

「仕事部屋は必要。お前にウォークインクローゼット作ってやんのに文句かよ」

「雷さんの為のバーカウンターあるじゃん!!」

「デカくもねぇ家で屋上にプールとか言い出したくせに。バーカウンターなんてカワイイもんだろ。酒は俺の趣味だ」

「じゃああたしもワガママ言う!!」



収拾がつかなくなってきたりして。



それでも楽しい未来計画は、日々、着実に進められた。



「ここが俺らのベッドルーム」

「広くない…?」

「ちなみに防音だから」

「なんで?」

「留宇がピアノ弾きてぇって言ったから」

「やったぁ!!」



な~んて、信じちゃう留宇のガキさ加減。



寝室が防音なんて目的はひとつだろ。



一生出すつもりねぇし。



俺に付き合うのは当たり前だろ?



「楽しみだね!!」

「くくっ…あぁ…」



マジで未来が楽しみだ。