俺様のカゴの中

書類を読んでいる最中、話し声が聞こえた。



恋バナってヤツか…。



留宇がバカなことを言わないか気になってしまう。



その時鳴ったインターホン。



「あたし出るからそのまま!!」

「わりぃ」



留宇が気を使って出てくれた。



深見の声が聞こえ、ビビりながら中にやってきた。



「い、言われたデータ持ってきました…」

「助かる。休暇中に仕事させんじゃねぇって高宮に伝えとけ」

「そうですよね!!でも社長…よくこんな環境で…」

「まぁ…仕方ねぇな…。って、笑いてぇなら笑えよ…」

「いえ…部屋を出てからにします…」



深見が持ってきたデータを見ながらパソコン。



向かいに座った深見がサクサクとイタリア語を翻訳してくれてる。



「愛人…?」

「えっ、でも社長って言ってたよ?」

「まさかの秘書?」



聞こえてんぞガキ共…。



留宇はキッチンでコーヒー。



深見のためか。



なにげに気が利くじゃん。