そして月曜日、留宇のカラダが痛いと言うグチを聞いてから向かった仕事。



朝から緊急会議で営業部長と派手に言い争った。



終わって社長室に戻り、自分の仕事を片づける。



「失礼しま~す」

「おぉ、どうなった?」

「雷君がアメリカ。やっぱ俺じゃなきゃ商談まとまんないと思うから」

「マジかよ…」

「口下手だからね、君」

「うっせ…」

「へぇ~、留宇ちゃんとうまくいってんだ~」

「は…?」

「胸元のそれ、見えてるし。ネクタイあげといたら?」



キスマーク…?



アイツ、いつの間にこんなこと覚えたんだよ…。



昨日はなかったよな…?



まさか昨日の夜!?



仕返しのつもりか!?



帰ってから捕まえた留宇。



「おい、コレ…」

「あははっ!!バレてしまった!!」

「高宮に見られただろうが…」

「たまにはあたしも意地悪してやるんだもんね!!雷さんばっかりに意地悪されるのヤダ!!」



嫁がじゃじゃ馬になりつつある。



どっかで教育、間違ったか…。