俺様のカゴの中

かけ直した。



「さっきのことですが、やはり契約内容の見直しをするべきかと思いまして」

「今更なに言ってんだよ。散々話し合って今のになったんじゃねぇのか」

「しかしこのままですと…」

「だからもっと早く相談しろって言ったんだろうが!!いつまでもなにダラダラやってんだよ」



またイライラ…。



マジ使えねぇ。



でもここまで言ってフォローしなかったら余計に俺には着いてこない…。



「とにかく…月曜に会議開くからそれまでに契約内容見直してまとめとけ」

「わかりました…」

「悪い、俺ももっと気にかけるべきだった」

「社長…」

「これ乗り切ったら飲みにでも行くか」

「はい」



イライラが治まらない。



俺だって頑張ってんのに。



なんで認めてもらえねぇ。



ケータイをソファーに放り、ため息が出た。



冷蔵庫から取り出したビールをその場で一気。



気まずそうにしてる留宇に気がついたのは怒り任せに缶を潰した時。