俺様のカゴの中

留宇がメシを作りにキッチンへ行ったのでパソコンを開いた。



いいね。



何も言わなくてもコーヒーが出てきた。



さすが俺の嫁。



そのまま仕事を続け、困った事態…。



仕事用のケータイを取り出し、かけたのは営業部長。



「はいっ!!」

「オイ、まだ契約取れてねぇのか」

「もうしばらく時間がかかるかと…」

「任せろって言ったの誰だよ」

「私です…」

「大事な契約だってわかってんだろ?厳しいなら厳しいってハッキリ言え。こっちだってそれなりに手ぇ貸してやるって言ってんだろうが」

「申し訳ありません…。しかし任せると仰ったのは社長ですし」

「だったら結果出して上に持ってこい」



俺のことを信用してない部下。



イラッとしてどうしようもなくムカついて。



俺を慕ってくれるヤツばかりじゃないことは知ってるのに。



思い通りにならなくてイライラする。



「雷さん…?大丈夫?」

「問題ねぇよ…」



留宇にまで当たってしまいそうだ…。