俺様のカゴの中

【雷】



ナンパなんかされてんじゃねぇよ…。



だから外に出したくねぇ。



世間を知らない留宇だからナンパされてもポケッとした顔で隙ありすぎ。



男と同じ部屋にいればどうなるかってのはこの前身を持って知っただろうけど…。



ナンパされた時の対処法はどうやって教えりゃいいわけ?



「ケータイ教えろとか、どっか行かねぇかって誘いは全部留宇を食うための口実だからな」

「えっ!?」

「俺以外の男はみんな猛獣だと思え」

「みんなそんなことしか考えてないの…?」

「そうだ」

「わかった…。街はジャングルだね…」



なんか本気にしたらしいけど…。



留宇にはそれくらいの警戒心を持ってもらいてぇからいいか。



それからピタッと腕にくっついて離れなくなった留宇がカワイ過ぎて笑ってしまいそうだ…。



いやいや、これくらいでいいんだ。



「留宇の服見に行くか」

「いいの!?」

「結婚してから自分の欲しいもの買ってねぇだろ?」

「へへっ!!」



その笑顔ヤバい…。