雷さんなんて知らない。
何も言わずに家を出るのは初めてで、向かったのは近所のファミレス。
ひとりで入るのはもちろん初めてで、少しだけ緊張した。
ドリンクバーを頼み、コーヒーを飲みながら本を読む。
洗濯もしないし掃除もしないなんて初めてでちょっと罪悪感。
だけど雷さんなんて知らないもん…。
3杯目のコーヒーを飲み、ケーキも食べた。
コーヒー4杯目の途中、鳴ったケータイには『雷さん』の文字。
「はい…」
「どこいんだ!?」
「教え…ない…」
「家出…だな…?」
「そうだよ。あたしなんていらないみたいだから」
「そんなこと言ってねぇだろ…。早く帰ってこい」
「帰らない!!」
初めてこんなに怒ってるかも…。
何に対してかと聞かれたら…よくわからない…。
つくづく自分が子供っぽいと思い知らされる…。
何してるんだろう、あたし…。
勝手に切った電話は再び鳴ることはなくて。
何も言わずに家を出るのは初めてで、向かったのは近所のファミレス。
ひとりで入るのはもちろん初めてで、少しだけ緊張した。
ドリンクバーを頼み、コーヒーを飲みながら本を読む。
洗濯もしないし掃除もしないなんて初めてでちょっと罪悪感。
だけど雷さんなんて知らないもん…。
3杯目のコーヒーを飲み、ケーキも食べた。
コーヒー4杯目の途中、鳴ったケータイには『雷さん』の文字。
「はい…」
「どこいんだ!?」
「教え…ない…」
「家出…だな…?」
「そうだよ。あたしなんていらないみたいだから」
「そんなこと言ってねぇだろ…。早く帰ってこい」
「帰らない!!」
初めてこんなに怒ってるかも…。
何に対してかと聞かれたら…よくわからない…。
つくづく自分が子供っぽいと思い知らされる…。
何してるんだろう、あたし…。
勝手に切った電話は再び鳴ることはなくて。