俺様のカゴの中

その日は眠る留宇が何度もうなされていた。



その度に起きて頭を撫でてやる。



怖かっただろうな…。



痛かっただろうし…。



本当に大丈夫か?



次の日、目が覚めたのは留宇のキス。



「おはよう!!」

「ん、大丈夫か…?」

「平気!!学校行くもん!!」



俺はどうしたらいいんだろう。



なにもしてやれねぇんじゃねぇか?



「留宇、なんかあったら全部話せ…」

「うん…」

「学校は行けねぇけど話は聞いてやれる。祐達のこともフルに頼れ…」

「わかった!!頑張るね!!」



こうして留宇は毎日の学校。



みごとにイジメられて帰ってくる日々…。



祐達が介入できないように、体育の時間の女子更衣室がヤバいらしい。



昨日、見事に髪を切られて帰ってきた。



さすがに泣いてたけど…。



俺も我慢の限界だ。



耐えることだけ頑張るには繋がんねぇ。



「留宇、殴られたら殴り返せ。髪切られたら切り返せ」

「同じことしたらダメでしょ?」



偉いな、留宇は。