俺様のカゴの中

アスカの部屋に虎宇とアスカの対のカップがあって、それを羨ましいと言ったことがあった。



きっとこの小さいのがあたしので、ちょっと大きいのが雷さんのだ…。



「雷さんの名前が入ってる!!」

「こっちに留宇の名前入ってるよ」



薄いブルーのカップには雷さんの。



ピンクのカップにはあたしの名前!!



「くっつけると…こっぱずかしいくらいラブラブカップになるの~!!」

「おい、アスカ。ぜってぇ楽しんでんだろ。むしろ俺をバカにしてぇだけだろ…」

「そんなことないし~。あっ、みそ汁うまそう!!」



ため息をついた雷さん。



並んだカップの柄は見事にハートのマークを描いてた。



あたしは本当に幸せ者だ…。



「ありがとう、アスカ、虎宇」

「雷さんにムカついたら割るといいよ」

「そうする!!」

「早くご飯食お~。俺、本気で腹ぺこ」



みんなで食べたちらし寿司も、雷さんが作ったおみそ汁も。



ひとくち食べる度に幸せの味がした。