俺様のカゴの中

荷物をベッドルームとバスルームに入れ、高宮さんにコーヒーを出した。



「社長ってなにげにマメ?」

「そうかもしれないです。食べたらすぐ食器洗うし、家事もそつなくこなしちゃう」

「仕事もそうだよ。わかんないことあったら恥かしげもなく聞いてくるしね」

「きっと雷さんは学べることが嬉しいんです」

「納得した。言われてみると何か教えた後ってほんの少し嬉しそうだ…」



雷さん、頑張ってるんだな…。



家に仕事を持ち帰った時って楽しそうにしてる時があるし…。



苦になってないならそれがいちばんいい。



「じゃあ俺帰るから」

「ありがとうございました!!」

「まだ寝といた方がいいよ?留宇ちゃんが心配で、仕事が手につかないみたいだから。だから今日まで仕事してんの」



えっ!?



そんなにあたしのこと…?



ニヤケてしまうよぉ~!!



「コーヒーごちそうさま」

「こちらこそ本当にありがとうございました」

「あぁ~…超カワイイ…。良いお年を」



そう言って高宮さんは帰って行った。