本当にずっと眠ってた留宇を起こしたのは2時間半後。



直でやってきた病院。



変な病気だったらどうしたらいい…?



急に不安に襲われ、診察を待ってる間にソワソワした。



しばらくして呼ばれ、診察室に入ってドキドキが止まらない。



「肺炎を起こしてますね」

「肺炎…?」

「しばらく入院して療養しましょう」



留宇が入院…。



母ちゃんが病院に運ばれた時のことを思いだし、手が震えた…。



「治りますよね…?」

「大丈夫ですよ。ではあちらで手続きを」



すでに病室に行った留宇。



俺は入院の手続き。



留宇の着替え持ってこねぇと…。



一端帰ることを留宇に伝えるため、病室に入った。



「雷さん、ごめん…」

「謝る必要ねぇから。ゆっくり寝て早く治せ」

「おうちに帰りたいっ…」



涙目の留宇。



こうなったのは俺のせいかもしれない…。



「治ったら…好きなとこ連れてってやるからな…」

「頑張って早く治す…」



かなり自己嫌悪に陥ったクリスマス。



虎宇に怒られることを覚悟で家に向かう…。