俺様のカゴの中

【雷】



初めてパーティに参加する。



まぁ、うちが扱う輸入食品をフルに使ったフレンチレストランを主にした小さな高級ホテルが完成したわけで。



かなりの山奥にあり、完全会員制。



すでに3ヶ月先の予約は埋まってる。



高宮に任せてたから俺が来るのは初めてだ。



カクンカクンと助手席で居眠り中の留宇はピンクのパーティドレス。



髪についてるコサージュもピンクで、留宇に合ってる。



ガキっぽいと言われたらそうだが…。



ホテルに進むにつれ、雪深くなってきた。



一応除雪されてるものの、雪道に不慣れな俺には当たり前に緊張するコースだ。



後部座席のスーツを留宇のカラダにかけて、しばらく車を走らせた。



見えてきたのは3階建ての小さなホテル。



ホテル業界にジジイの知り合いがいるとかで、かなり世話になったらしい。



やっと雪道から解放され、ホッとしてから留宇を揺すった。



「着いたぞ」

「んっ…寒っ…わぁ!!キレイなホテル!!隠れ家的でステキ~!!」



寒い…?