しばらくして部屋に戻り、敷かれた布団にバタッと倒れた留宇。



「気持ちいい~!!ベッドじゃないの初めて~」

「そうか。じゃあ寝る準備しなきゃな?」

「なに、してますか?」



仰向けにした留宇の帯を解いた。



せっかくいちばん高い部屋にした意味がねぇだろ。



「まだ風呂入ってねぇぞ」

「部屋の…?」

「あぁ」

「意地悪な顔してる…」



そりゃあする。



留宇が恥ずかしがる姿とか、なにげにたまんねぇし。



なのに留宇は前ほど動揺せずにされるがまま。



半分脱がせた状態で抱き上げて部屋の露天風呂へ向かった。



「自分で脱ぐ」

「いつの間に度胸ついたわけ?」

「だってもう隅々まで見られてるもん」



もっと恥ずかしがるかと思えば…。



普通にお湯に入った留宇に残念な気持ちが…。



続いて俺も入り、留宇を引き寄せた。



「外のお風呂、気持ちいい」

「もっと気持ちよくしてやろうか」

「へっ!?」



どうやらそこまで考えてなかったらしい…。