俺様のカゴの中

【雷】



お茶なんか初めてだ。



でも留宇が来たそうだったから…。



とりあえず座り、留宇をチラッと見ると口角が上がってる。



こういうの、好きなのか…。



「窓から池が見えるんですね」

「えぇ、雪が降るとまた違った景色も楽しめますよ」

「雪ですか、今年は降りましたか?」

「いえ、生憎」



オイオイ、なに景色について語り出してんだよアンタら…。



この雰囲気、ついて行けねぇ。



障子を開けて飛び出してしまいたい。



その後は俺のまったく知らない世界。



茶碗の話とか、どこの流派だとか。



留宇ってマジでお嬢…。



「あっ、どうぞ?」

「はぁ…?」



目の前に出されたお茶にどうしたらいいかわからない俺。



なんか横に甘そうな和菓子的なものもあるし…。



食って飲んだらいいのか?



「自由にしていただいて構いませんので好きなようにお召し上がりください」

「なんかすみません…」

「いえいえ、こんなお若い方は滅多にお見えにならないので嬉しいんです」



じゃ、好きに。