俺様のカゴの中

なんだ、それは。



夕食は20時で、あとは自由時間。



女将さんがお茶を入れて出て行ったので向かい合ってそれを飲んだ。



「茶室行きてぇの?」

「行きたいけど雷さんがイヤそうな顔するから…」

「付き合ってやるよ」

「別にいいよ!!ムリさせたくない…」

「行くっつってんだろ」



怒らなくてもいいじゃん…。



雷さんも案外子供!!



部屋から出た雷さんの後を追い、庭に出た。



「鯉がいるよ!!」

「好きなのか、魚」

「別に!!」



少しだけ池を眺め、茶室に着いた。



障子のドアを開けると着物を着た若い人がひとり。



この旅館専属なのかな?



「よくいらしてくださいました、どうぞお上がりになってください」



美人だし物腰柔らかくて大人の女の魅力たっぷり…。



他人がたてたお茶なんて久しぶりだ!!



「作法とか全然知らないんだけど」

「大丈夫ですよ、気楽になさっていただいて構いません」



こんな和服美人になりたい!!