俺様のカゴの中

生きていくために必死だったんだよね?



学びたくても学べなかったのか…。



「ここ建てた人はね~」



あたしが教えよう。



あたしの浅い説明を興味津々で聞いてくれる雷さんは笑顔だった。



あたしが知らないことはたくさん雷さんが教えてくれるから。



だからあたしは雷さんが知らないことを教えてあげる。



「頭いいんだな、留宇」

「学校では真ん中くらいだよ?」

「頭よすぎんだよ、あの学校」

「虎宇のとこには負けるけど」

「アレはロボットが通う学校だ…」



確かに。



有名一流大学進学率100%だしね。



その中でも虎宇はいちばんだ。



妹のあたし、鼻高い~!!



「転入手続き、深見に頼んだからな」

「秘書さん?」

「あぁ、俺が兄貴ってことになるみてぇだけど。16歳で既婚はマズいから隠しとけってよ」



じゃああたし、雷さんと結婚してること内緒にしなきゃいけないのか…。



それ、ちょっとヤダな…。