俺様のカゴの中

そのまま、留宇は涙を流しながら耐えてくれた。



ぐったりしてる留宇を抱きしめて眠った夜。



目が覚めた時、留宇はまだ眠っていた。



起こさないように着替えてリビングでコーヒー。



ネクタイをしめてベッドに眠る留宇の髪を撫でたら目を開けた。



「ごめっ…寝坊しちゃって…」

「仕事行くから寝てていい」

「もう…?」

「あぁ、少しだけやることやってくるから昼飯食わねぇで待ってろ」

「でもっ」

「腹とか、痛くねぇ?」

「大…丈夫…」

「何にもしなくていいから休んどけ」



真っ赤な顔で顔の半分を布団で隠した留宇がコクコク頷いた。



カワイイヤツ…。



「雷さん、奥さん起こす時はチューするんだよ…」

「言ってくれんね」

「ん」

「じゃあな」



キスしてから家を出た。



式の次の日っつったらハネムーンだろうが…。



何で会社かな~…。



車で向かった会社では外で秘書の深見が待ってた。



「おはようございます」

「おぉ。寒いから中にいろよ」

「いえ、習慣ですから」



社員証を渡され、首から下げる。