俺様のカゴの中

隣に座り、タバコを1本。



「今日はやめてやんねぇぞ」

「へっ!?」

「留宇見てっとかわいそうな気になるけど、俺も限界だ」

「はははは、歯磨き…してくりゅ!!」



ぷっ…。



前は可愛い顔して食べていいなんて言ったくせに。



どこまで真っ白なんだ、お前は。



その白を俺で汚してしまうのは少し気が引ける。



でもいいんだ、結婚したんだから。



長い歯磨きを終え、やってきた留宇を抱き上げた。



もう文句なんか言わせねぇ。



ベッドに下ろすと、恥ずかしそうに顔を手で隠す。



照明をわずかだけにして留宇の手を退かした。



「雷さん…好き?」

「あぁ」

「あのね、ドキドキして…死にそうでね?ちょっと怖い…」

「くくっ…死なせねぇから」

「わかっ…てる…」

「俺をひとりにすんなよ?」



小さく頷いた留宇にキスをした。



この小さい唇が好きだ…。



俺が言ったことを忠実に守り、毎朝触れるだけのキスをするこの口…。