俺様のカゴの中

帰る途中に買い物をして家につく頃には昼。



たまには留宇を労らなければと思い、俺が作ることにした。



「雷さんのご飯久しぶり。メニューはなぁに?」

「カツ丼」

「おぉ!!初体験だぁ!!」



タマネギを切る俺の向かいで教科書を開く留宇。



勉強か…。



「虎宇がいたら教えてもらえるんだけどなぁ…」

「俺が教えてやる」

「雷さんが?コレわかる?」



見せられた教科書には見たこともない記号と数字。



デカい口を叩いたことに後悔しつつ、卵を出した。



「雷さん?」

「わかるわけねぇだろ…。そんな数式使わねぇから覚えなくていい」

「テストだもん」

「じゃあ自力でやれ」

「ぶぅぅぅ~…」



高校に行かなかった俺、やっぱりそれなりにしかわからないらしい…。



調子に乗るべからず。



「来週が数学のテストなら今日はやめて土日に虎宇に聞け」

「そうしようかな?雷さんといる時間に勉強はもったいないね」



わかりゃあいい。