俺様のカゴの中

下まで見送ると言われ、一緒にエレベーター。



「どうでしたか?」

「普通。心配されるようなことはねぇよ」

「そうですか。代表が不信な動きをしていたので気になって」

「不信?」

「アメリカのアパレル会社に頻繁に連絡を取ってまして。そこのご子息が25歳なんです」

「それってまさか俺のとこより条件がよければ乗り換えると…?」

「深読みし過ぎただけかもしれません。ですが先に籍を入れるのも手かもしれませんよ?」



マジかよ…。



でも同意書は俺の手の内。



籍さえ入れるならいつだってできるわけだから。



「くれぐれも手を組むと思わせておいていただかないと」

「わかった。それなりに適当なとこ回す」

「そうしていただけたらこちらで処理いたします」



マジで食えねぇ男だな…。



でも絶対留宇は返さねぇ。



まずは…久しぶりにショップ行くか。



「それではよろしくお願いします」

「あぁ、そっちもな」



よし、留宇を迎えに行くまで自由時間だ。