俺様のカゴの中

【雷】



忙しい日々の中、やっと休みがとれた。



平日で、留宇がテストを受けるから学校が休めなくて。



まぁ、俺だけがワガママ言って留宇を困らせるわけにもいかない。



なので朝に留宇を送った後、ひとりで役所へ行き婚姻届をもらってきた。



それを持ち、まず向かう先はデカいビル。



アポはすでに取り付けた。



「藤間様、お待ちしておりました」

「なんだっけ、名前」

「タイラです。名刺をどうぞ」

「へぇ~、タイラって名前じゃなくて名字か」

「そうですよ…。本名は平良 ミツルです」



知らなかった。



確かにタイラってのは名字っぽいな。



「代表がお待ちです」

「あぁ」

「うまいことやってくださいね?もしこの結婚が破談にでもなれば虎宇様が無気力になりそうなので」



なんでタイラは虎宇についていくのか。



それは俺の知るとこじゃないけど、新島で信用できるのはコイツくらい。



タイラの後について行くと、初めて来る社長室。