俺様のカゴの中

恥ずかしいのに頑張った。



なのに目が泳ぐ雷さん…。



「いや…」

「う…ん…」

「やめとこう…」

「なん…で…?」

「深い意味はねぇ。疲れてるから寝る」

「あっ、はい…」



勇気出したのに!?



こんな恥ずかしい格好で思い切って言ったのに…。



ベッドに横になった雷さんを見てから布団の中でモゾモゾ服を直して雷さんにも布団をかけた。



「おっぱいないから…?」

「はぁ!?」

「だからダメなの…?」

「関係ねぇよ。ただ…」

「ただ…?」

「お前の初めてはもっと大事にしてやりてぇから。今の俺はダメだ」



キュンと胸が痛い。



この苦しさが嬉しいなんて変なの。



でも今のは本当に嬉しかった…。



「ら~いさん」

「ん?」

「おかえりなさい」

「あぁ」

「大好きっ!!」

「うっせぇ。寝んぞ」



初めて見た雷さんの照れた顔。



また胸が苦しくなって、あたしも雷さんを大事にしようと思った。