そして次の日、朝から迎えに来た高宮と飛行機に乗り込んだ。



「留宇ちゃんに泣きつれた?」

「高宮には関係ねぇ」

「あんなカワイイのに涙目で『行かないで』なんて言われたら…俺がイッちゃう~」



留宇をそんな目で見んな。



それに俺だって留宇でイッちゃったことねぇし…。



たぶん結婚するまでこのままだろうし…。



いや、俺だってとうに限界超えてんだよ。



でもアイツに謝られたりすると罪悪感感じちゃうし…。



「やっぱりノーマルな感じ?」

「あ!?」

「まだ高校生だもんな~…。やっぱりあんなことやこんなことを教え込むのはまだ早いっつーか…」

「何も教えてねぇ」

「はぁ?」

「手は…出してねぇよ…」

「ウソ…」



高宮が留宇をマスコット的カワイさで可愛がってる。



俺もそうかも。



今までにいなかったタイプの留宇をそんな感覚で可愛がってるのかもしれない。



「それって本気で好きだったり…すんの?」

「じゃなきゃ俺は社長になんかなってねぇよ」

「マジか…。スゲーな」



それより仕事だ。