俺様のカゴの中

帰りは毎日留宇が寝てから。



朝はギリギリまで寝てて、学校に送る時間くらいしか話してない。



式のことだって大まかに俺が決めて、後は留宇に押しつけたみてぇになってんだ…。



仕事にかまけ過ぎだろ…。



「雷さんは好き?」

「あぁ」

「どのくらい?」

「壊してやりてぇくらい」

「じゃあいっぱいだ…」



泣きやんだ留宇を離したくなくて、料理中だったにも関わらずソファー座り膝に乗せた。



出会った頃より髪もだいぶ長いな…。



「できるだけ早く帰れるように努力するな?」

「ムリしたら倒れちゃうから頑張らないでいい…。あたし、ちゃんとお留守番できる」

「そうか、学校の送り迎えはジジイの運転手借りれるから」

「電車で行きたい…」

「ダメ。お前の学校の制服、マニアに超喜ばれるから」

「そうなの?」



そうなんだよ。



だから制服姿で出歩かせたくないんだ。



ネットでどんだけ高値で売られてるか知ってんのかよ。



だからムリしてでも留宇を送っていく俺。



もし留宇になにかあったら…俺はたぶん壊れる。