俺様のカゴの中

自分じゃないみたいで気恥ずかしい。



今時の普通の女子高生に見える?



「ありがとう!!」

「笑うと虎宇にちょっと似てる…」

「そう?」

「ほら、自分探しに行くよ」



虎宇がタイラさんと待ってた。



また履き慣れないヒールを履いて向かったのはこの前のクラブ。



中に入ってビックリした。



音がうるさいっ…。



「よぉ、虎宇」

「久しぶり~。調子どう?」



虎宇が知らない人と話してる…。



あたしはどうしたらいいのでしょう…。



その時腕にギュッと圧迫感。



「そんな顔したら浮くでしょ。あんたマジで自分捜してるわけ?」

「アスカさん…」

「アスカでいいって。雷さんに挨拶行こう」



腕を組まれたまま人の間を抜けて雷さんを探した。



どこにいるのぉ~?



「ガキ共は呼んだ覚えねぇけどな」

「「雷さんっ!!」」

「お前も懲りねぇな、留宇」



あたしの名前…覚えててくれたんだ…。