俺様のカゴの中

どうやら留宇が食ったことのないモノばかりでスゲー嬉しそう。



想像通り、喜んでくれてよかった。



「新社長、妹さんですか?カワイらしいですね」

「婚約者だ。留宇、営業の笹原」

「婚約…者…?」

「年内に結婚予定だけど文句あんのか」

「ナイ!!ナイですけど…若いですよね?」



営業の笹原は資料室の住人。



何かと笹原には世話になってる。



「えっと…雷さんがいつもお世話になってます。婚約者の新島 留宇といいます」

「新島…?新島財閥の令嬢ですか!?」

「一応そんな感じです」

「スゲー…社長ってやっぱりただ者じゃない」



だから留宇は令嬢だろうがただの留宇だっての…。



世間知らずのガキだ。



「それなんですか…?」

「コレ!?たこ焼きですけど…」

「雷さん!!コレ食べたいっ!!たこ焼き!!」



笹原唖然。



たこ焼きを避けて通る人生は不憫としか思えねぇ…。



笹原に別れを告げてたこ焼きを買った。