それからショップ行って淳平に会って、夕方前にクラブ。



俺の部屋に駿のモノが増えてて棚の酒も減ってる。



パソコンの中身を見て、雇ってるバーテンとDJと話したり。



留宇が満面の笑みで挨拶してて、この雰囲気に似合わないと笑った。



そしてもう1件も順調…。



よし、留宇をあそこに連れて行こう。



中に入るとまず囲まれた。



「全然来てくれないからクラブ行ったのに会えないんですもん」

「違う仕事が忙しくてな。大介さんいるか?」

「裏じゃないですかぁ?」



キャバ嬢にビクビクしてる留宇が腕に絡み付いてきて、なんだかかわいそうになったから早めに裏へ。



タバコ片手に元気そうな大介さん。



「これが新島の長女か」

「留宇っつーの。顔だけ見せに来た」



大介さんにもちゃんと挨拶をした留宇。



そうやってずっと笑ってればいい。



「帰るぞ」

「うん!!」



帰りの車の中、疲れたのか無防備に眠る留宇の唇を奪ったのは…恥ずかしいから黙っとく。