そう思ったのにさすが虎宇。
「タイラは平気。いろいろ知ってるから」
「虎宇はタイラさんのこと知ってて…?」
「父さんの第二秘書だからね。タイラじゃなきゃヤダってちょっと駄々こねただけ」
よかった…。
雷さんのお店に行ける!!
「虎宇様は自分の身くらい自分で守れますが、お嬢様には私がボディガードとして着きますので」
「窮屈ですね…」
「大抵のことなら大目に見ますので辛抱なさってください」
仕方ないか…。
出かけた先で誘拐なんてされたらそれこそカゴから抜け出せなくなる。
しばらくの間我慢しよう…。
虎宇とは学校へ行く車からして別。
いつもは運転手さんとふたりなのにお母さんがいなくなってからタイラさんが一緒。
無口で何も話さない。
「タイラさん、今日は…」
「虎宇様から聞いていますので。友人のお宅へ行かれるんですよね?」
「はい…」
「お供いたします」
これで周りに怪しまれることはないだろう。
「タイラは平気。いろいろ知ってるから」
「虎宇はタイラさんのこと知ってて…?」
「父さんの第二秘書だからね。タイラじゃなきゃヤダってちょっと駄々こねただけ」
よかった…。
雷さんのお店に行ける!!
「虎宇様は自分の身くらい自分で守れますが、お嬢様には私がボディガードとして着きますので」
「窮屈ですね…」
「大抵のことなら大目に見ますので辛抱なさってください」
仕方ないか…。
出かけた先で誘拐なんてされたらそれこそカゴから抜け出せなくなる。
しばらくの間我慢しよう…。
虎宇とは学校へ行く車からして別。
いつもは運転手さんとふたりなのにお母さんがいなくなってからタイラさんが一緒。
無口で何も話さない。
「タイラさん、今日は…」
「虎宇様から聞いていますので。友人のお宅へ行かれるんですよね?」
「はい…」
「お供いたします」
これで周りに怪しまれることはないだろう。


