お風呂からすぐ出て来た雷さんにご飯を出した。



疲れてるのかな?



いつもより口数が少ない…。



「お、オムライスってそんな味でよかったのかな?」

「あぁ、うまい」

「よかった…」

「留宇、学校好きか?

「えっ?どうして?」



学校はそんなに好きじゃない。



みんなおしとやかで上辺だけ。



昔からあたしの居場所ではないと思ってた。



「普通の高校に転校するって、ちょっと考えとけ」

「普通の?」

「共学で留宇みてぇなお嬢がいねぇとこだな。今の高校じゃ距離がありすぎて留宇もキツいだろ」



確かに実家にいた時より朝は1時間も早く家を出なきゃならない。



雷さんにも負担かけてるんだよね…。



雷さんは家政婦さんを雇う気も、タイラさんみたいなボディガードを雇うつもりもない。



遠い学校より近場の学校に行くべきかな…。



「考えとく…」

「よし、寝るか」

「お仕事は?」

「終わらせてきた」



今日は同じ時間に眠れるの!?