俺様のカゴの中

途中、気を利かせた留宇がコーヒーをくれたくらい。



ヤバい、進まねぇ…。



夜はやっと解禁かと思ったのに…。



「雷さん…?」

「あ?」

「お風呂とか…どうしたらいい?」

「あぁ…、風呂の洗い方知ってっか?」

「家政婦さんに教えてもらったから」

「じゃあ洗って来い」

「はい!!」



アイツ絶対ヒマだろうな…。



全然気にしなかったテレビからは夕方のニュース。



もうそんな時間…。



進まねぇ~…。



会社でやるなら今までの資料見れんのに…。



「留宇」

「はいっ!?」

「えっ、お前なにしてんの…?」

「お風呂掃除…」



なんでずぶ濡れ泡だらけ?



たぶん一生懸命やったんだろうな…。



「終わったらちゃんと着替えろよ?」

「うん!!」

「ちょっと会社行って来る」

「えっ?」

「メシ作って留守番。できるよな?」

「早く帰る…?」

「今から行って…2時間で帰ってくる」

「いってらっしゃい…」



悪いな、マジで…。