俺様のカゴの中

あまり突っ込まれたらボロが出る。



だから話したくない…。



緊張しながら終わった会食…。



今日から留宇をうちに住まわせるから挨拶くらいしとかなきゃならない。



「では本日より大事な娘さんをお預かりさせていただきます」

「こちらこそよろしく頼むよ。留宇、粗相のないようにな」



念を押して帰って行った留宇のオヤジ。



俺はあの人が好きにはなれない。



「底の浅い男め」

「は?」

「昔から気に入らん」

「留宇の前だぞ、ジジイ」

「これは失礼した」



ジジイも留宇のオヤジが嫌いなのか…。



気が合うな。



「留宇さんの兄はいい男なのにどうしたもんか…」

「虎宇のことですか?」

「彼は原石だよ、私は虎宇が大好きだ」

「私も大好きです!!」

「はははっ!!気が合うな」



うっせぇ。



俺は早く帰りてぇんだ。



「じゃあじいさん、留宇の引っ越しあるから帰んぞ」

「待て、雷。これを明日までにまとめて持ってこい。朝一の会議で使う重要なデータだ」



クソジジイ!!