俺様のカゴの中

朝から恥をかいた…。



小走りで家に向かい、門を開けて自分の部屋。



ケータイを鞄から出して開くと、珍しくメールが入ってた。



雷さんから着信も来てる…。



『明日帰る。電話出ねぇから時間は教えてやんねぇ』



へっ…!?



昨日のメールで明日ってことは今日!?



何時に帰って来るのか気になって電話をしたけど出なかった。



そりゃあそうだ。



まだ朝の5時半。



アスカが騙してお酒なんて飲ませるからぁ~…。



パタッとベッドに倒れ、にやつく顔を抑えられない。



早く会いたい…。



雷さん、会いたいよ…。



ケータイを抱きしめたまま眠ってしまい、大きな音で飛び起きた。



「ひゃいっ!!」

「寝てたな?」

「雷…しゃん…?」

「朝から電話あったから何事かと思えば…。何でもねぇんだな?」

「昨日アスカにお酒飲まされて寝てしまったのです…」

「はぁ…?なにしてんだよお嬢は…」



呆れられたよぉ…。