俺様のカゴの中

とにかく留宇とゆっくり過ごす時間を確保するか…。



その日はムカつきまくって終わった感じ。



そして次の日、終わらせた仕事を見せに会長の部屋。



「休みくれ」

「なんでだ?」

「セックスしてぇから」

「はははっ!!バカ正直になに言ってる。時間は自分で作るもんだ」



話しになんねぇ。



社長室に戻って書類をパラパラ。



読めねぇな…。



この書類はどうやらフランス語。



俺が話せる言葉は日本語と若干英語。



その他、仕事に必要なのはフランス語とドイツ語とロシア語とイタリア語。



こればかりは勉強が必要だ。



「失礼します」

「ん?」

「会長がこれを新社長にと」

「どこのカギだ…?」

「海の近くにある別荘のカギだそうです」



ジジイ…。



少しは話しがわかるじゃねぇか。



「その変わりクラブに連れて行けとおっしゃってました」

「は?あの歳でクラブ?」

「新社長のクラブだそうです」

「自殺志願者かっての」

「新社長って怖いもの知らずですよね…」



そうか?