俺様のカゴの中

そうそう、婚約者になったからには指輪をやらなきゃならない。



そのために使う石を取り寄せてる淳平には頭が上がらないけど。



このほっそい指は何号だ?



「食べていい?」

「あぁ」

「いただきます!!」



スタッフが作ったのは簡単なホットドック。



うまそうに食ってるな…。



仕事なんてしなくていいや。



仕事がどうでもよくなって留宇と一緒に食うことにした。



「おいし~!!」

「マスタード着いてる」

「どこ!?恥ずかしい!!」

「クソガキが…」



俺ばっかり。



こうして触りたいって思ってんのも、今すぐどうにかしたいって思ってんのも。



俺だけなんだろ?



「不服だよな…」

「なにが?」

「俺だけがお前のこと好きみてぇで」

「そんなことない!!あたしは雷さんのこと大好きだもん!!」

「どれくらい?」

「虎宇と同じくらい…?」

「兄ちゃんはシスコンで妹はブラコンですか」



笑えてくる。