俺様のカゴの中

背の低い留宇が届くわけもなく、持ち上げてやったら嬉しそうにビンを手にした。



「キレーな色」

「大人になったら飲め。まぁソイツは何かで割らなきゃ飲めねぇけどな」

「どんな味?」

「かき氷のシロップ並みに甘い」

「食べたことナイ!!」



かき氷、食ったことねぇの…?



カルチャーショック。



どうやったらかき氷を避けて生きて来れるんだろう…。



「雷さんといるとたくさんのことを知れて楽しい」

「俺は他のこと教えてぇんだけどな」

「他のこと?」

「死ぬほど気持ちいいこと」

「それは是非知りたい」



意味わかってねぇよ…。



今すぐにでも食いてぇのに。



仕事なんてほっといて押し倒しちまうか。



「雷さ~ん、お待たせしっ…」

「テーブルに…」

「うん、うん…雷さん…すごい…悪人面してるけど…本当に彼女さんですか?」



ほら、疑われた。



俺だっていろいろ溜まってんだよ。



「留宇、挨拶」

「初めまして!!留宇といいます!!雷さんの婚約者です!!」



はい、問題解決。