俺様のカゴの中

ネクタイを緩めた雷さんの厳しい目は何度も見たことがある目だ…。



あたしを試して、あたしに決めさせる。



あたしに意見を求めてる。



「雷さんが好き…」

「だから?」

「あたしを…もらってくださいっ!!」

「仕方ねぇな。一緒に心中してやるよ」



優しく笑ってくれた雷さんにキュンとなった。



大好きすぎて…倒れそう…。



息ができなくて…溺れちゃうよ…。



「オイっ!!留宇!?」

「幸せ…」

「留宇!!」



あたしを包む暖かい温もりと安心感…。



雷さんの腕の中にずっといれたら…あたしは飛び立たなくてもいい…。



このままカギかけて閉まっといて…。



「んっ…」

「留宇!!大丈夫か!?」

「虎宇…?えっ!?どうして!?」

「雷さんが慌てて電話してきたんだよ。急に留宇のが倒れたから」

「倒れた!?」

「帯キツすぎたんじゃない?それに寝不足だったみたいだし」



あたし倒れたの?



雷さんに溺れ死んだのかと思った…。