俺様のカゴの中

ベッドのそばにあったイスに座ると、コーヒーを渡した。



「大介さん死ぬ?」

「単刀直入すぎるぞ…」

「回りくどいのは嫌いだ」

「どうやら死なねぇらしいな。悪いとこは全部取ったってよ。酒辞めろとか言われた」

「ならよかったです」

「タバコ吸いてぇんだけどなぁ?」



腐れ病人が。



我慢しろ。



むしろ禁煙しろ。



「俺も報告」

「イイ話か?」

「どうかな?藤間食品って知ってる?」

「うちのチェーン店はそこのモノ使ってんぞ」

「社長になることになった」

「はぁ…?」

「かくかくしかじか、まぁめんどくせぇ女に惚れた弱みで急にビッグ」

「めんどくせぇって…」



それから話した留宇のこと、虎宇のこと。



コーヒーを飲みながら話を聞いてくれた大介さんは大笑い。



「おいしすぎる話だな!!」

「そんなデケーとこ経営できると思ってないんで全然おいしくない」

「いつ就任だ?」

「取りあえず籍は藤間に入った。しばらくは社長っつージジイに教育される」



学べるチャンスだと虎宇は言ったけど…。