俺様のカゴの中

クラブに着くなり自分のオフィス直行。



こっちの売り上げは…まぁ相変わらずだ。



「雷さん、少しいいスか?」

「なんだ?手短に頼む」

「大介さんのことなんスけど、ちょっと噂聞いちゃって」

「どんな?」

「入院してるらしいんスよ」



は!?



大介さんが病気?



「病院どこかわかるか!?」

「中央通りの総合だって」

「なんだよそれっ…」



酒を飲んでなくてよかったと思いながら向かった病院。



まだ面会時間だ…。



「山本大介の病室はどこですか?」

「3号棟の306です」



マジだった…。



手ぶらでやってきたことを後悔して、自販機で買ったコーヒー2本。



生唾を飲んでから病室のドアをノックした。



「はい」



紛れもなく大介さんの声…。



緊張しながら開けたドア。



少しやせた大介さん…。



「バレちまったか」

「あんたバカだろ」

「恩人に向かってバカとはいい度胸だな」

「大介さん…なんで言わねぇの…」



俺が大介さんを慕ってるって知ってるくせに。