俺様のカゴの中

【雷】



困ったことになったな…。



まさかこんなに急に話が進むとは…。



「留宇の前じゃ汚い話はできねぇんだろ?」

「何者ですか、あなた」

「裏で虎宇と結託してるアンタが虎宇に怒られることしちゃマズいからな」

「ははっ!!虎宇様があなたに入れ込むわけがわかりましたよ」

「で、虎宇はどうするつもりだ?」

「お嬢様は虎宇様の大事な数少ない人間のひとりです」



それはわかってっけど…。



虎宇がその留宇をみすみす手放すなんて思えねぇんだよ。



「虎宇様の本気と言いますか…簡単に言えばキレたんでしょうね」

「だから?」

「虎宇様は代表を今の地位から引きずり降ろすおつもりです」

「は!?自分の親を…?」

「2年ほど前から裏では手広く動いていましたからね。虎宇様はただの高校生じゃありませんよ」



やっぱり虎宇ってただモンじゃなかったな…。



すげぇヤツと知り合ったもんだ…。



「まだ時期ではありませんが…」



じゃあ留宇は…?