俺様のカゴの中

しんどい時の温もりってのは卑怯だな…。



「ありがとな」



長い留宇の髪を手にしながらそう言うと嬉しそうに笑った。



迷惑だなんて思ってるわけじゃねぇから…。



うるせぇな、くらいで。



「髪…乾かさなきゃ…あたしの服が濡れる」

「俺の心配じゃねぇのかよ」

「だって…着替えないし…」

「俺寝るから風呂入ってこい。着替えは適当に俺の着ていいから」

「雷さんの服!?」



目がキラキラ…。



今日の留宇はほっとこう…。



構ってたら俺の体調が悪化しそうだ…。



ベッドルームのクローゼットから適当にTシャツを出して渡した。



下は履けそうなのねぇな…。



今日は下着姿だろうがマッパだろうが襲う気力も出ねぇからTシャツだけでいいか…。



ベッドに横になると一瞬にしてやってきた睡魔。



素直に従って目を閉じた。



寝苦しさで目を覚ますと濡れタオル。



「うなされてたけど大丈夫…?」



すげー汗…。



さっきよりも格段にカラダは楽になっていた。