俺様のカゴの中

冷蔵庫を開けた留宇は俺の目の前でモジモジしだした。



意味がわからん…。



トイレにでも行きてぇのか?



「コンビニ…行ってきていいかな?」

「なに…しに?」

「スポーツドリンクがいいって書いてあったから…」



マジかよ…。



あんなに警護されてる留宇をひとりでコンビニなんかに行かせる勇気は俺にねぇから…。



虎宇くらいだろ、留宇を野放しにすんのは…。



「いらねぇよ…」

「でも水分…の吸収?がいいんだって!!」

「スポーツドリンクがどんなヤツかわかんの?」

「わからない…けども…」



なおさらダメ。



留宇の家のこととかよくわかんねぇんだ。



誘拐なんてされたら身代金払えねぇよ。



「マンションのエントランスに自販機あんだろ?」

「あの白い!!」

「そこに売ってる青いラベルのペットボトルだ…」

「わかった!!行ってきます!!」



エントランスなら大丈夫だな…。



少しおとなしくしとけっての…。