俺様のカゴの中

今の一言で会いたくて仕方がなくなった。



家を抜け出して雷さんのとこに行きたいよ…。



「夏休みだろ?遊ばねぇの?」

「ひとりで外に出れないから…」

「虎宇と行けばいんじゃねぇの?」



そっか…。



虎宇と一緒なら誰もなにも疑わずに外に出してもらえる。



「そしたら会いに行ってもいい?」

「留宇に裂く時間がねぇ」

「そうだった…。ごめんなさい…」

「その代わり新しく淳平にブレスレット作ってもらったから取りに行け」



あたしのために…?



前にもらったアメジストのブレスレットは粒が大きすぎてあたしには似合わない。



大事にしまってあるけど…。



あたしのために頼んでくれたのが嬉しかった。



「虎宇ともらいに行く…」

「相変わらず元気ねぇな」

「雷さんの声聞いたら元気出たもん…」

「そうか?」



そう言って咳込んだ。



まさか風邪?



「カラダ大丈夫?」

「問題ねぇよ」



心配だ…。