俺様のカゴの中

それでも雷さんの声が聞きたくて3時を回ってから電話をかけた。



「どうした?」



低くて男らしい雷さんの声が脳に響く…。



声を聞くだけで変な安心感…。



「声聞きたかったから…」

「そうか」



口数は多い方じゃない雷さん。



そこがあたしには心地いい…。



「今日のお仕事はどこに?」

「当分頼まれてる店の方だな」

「キャバクラとかいう?」

「あぁ」



女の子がたくさん働いてて、大人がお酒を飲みに来る店だと雷さんに教えてもらった。



だけど知ってる。



虎宇が教えてくれたのは『キレイな女と酒飲んでイチャイチャするちょっと大人の店』だって。



でも雷さんのお店じゃないし、頼まれたことも知ってるから…。



それで究極に忙しいことも。



負担をかけちゃいけない。



頭ではわかってるのに心が言うことをきかないの…。



ごめんなさい…。



「雷さんに触りたい…」

「だったら触りに来い」



雷さんの言葉はいつもあたしをドキッとさせる…。