俺様のカゴの中

そんな留宇は上品にハンバーガーを完食。



腹がいっぱいになったら眠くなって来た…。



「まだどっか行きてぇとこあんの?」

「思いつかないよ」

「じゃあ帰るか」

「帰る…?」



なんだよその悲しそうな顔…。



俺んちに帰るって意味だったのに。



「一緒に帰るぞ」

「雷さんち?」

「あぁ」



パァッと笑顔になった留宇。



やっぱり調子狂う…。



留宇を車に乗せてやっと家についた。



昨日寝てねぇから体力が…。



「雷さん、これなに?」

「ん!?」



留宇が手にしてるのは任された店のキャバ嬢たちの名刺。



置きっぱなしだったか…。



「女の子の名前…」

「留宇には関係ねぇよ」

「関係ないですか…」

「です」



説明すんのめんどくせぇから。



留宇もなんなのかわかってねぇようだし。



静かにソファーに座った留宇はなんだか悲しい顔。



サラサラで長い髪を手にするとスルッと手から逃げてった。