俺様のカゴの中

【雷】



留宇を見てると抱きしめたくなる。



小さくて華奢でなにも知らなくて。



俺で汚しても、留宇ならキレイなままでいる気がする…。



向かい合う観覧車の中で、目を閉じた留宇の手を握った。



「落ちない…?」

「落ちねぇよ」

「絶対?」

「あぁ。もし落ちたら天国まで一緒に行ってやるよ」

「縁起でもないこと言わなっ…」



引き寄せて抱きしめた。



機能が停止したロボットみたいに動かなくなった留宇。



小さくて柔らかい。



「落ち着いてきた…」

「そりゃあよかった」

「雷さんって…大きい…」

「男だから留宇より小さいわけにはいかねぇだろ」

「大好き…なんです…」



俺なんかのなにがいいのかよくわからん。



そして俺も留宇の何がいいのかわからない。



やべぇな。



ハマりそうだ…。



「コレって雷さん側に傾いてない?」

「傾いてる」

「ももも、戻るから離して…」



カラダを離すと留宇は真っ赤だった。