俺様のカゴの中

指さしたらまた睨まれた。



「ひとりで乗れ」

「えっ?」

「2回も言わせんな…」



乗ってきます…。



ただくるくる回るメリーゴーランドというものはそんなに楽しくなかった。



もっと早いかと思ったのに…。



乗り終わって雷さんの元へ行くと半笑い。



「お前だけだな、デカいの」

「へっ!?」

「他に乗ってんのガキしかいねぇって言う」

「そういう乗り物だったんですか!?」

「はい、次」



次!?



次は…あの早いヤツ!!



「アレ乗りますっ!!雷さんと!!」

「久しぶりだな」

「乗ったことあるんですか!?」

「26年生きてりゃ1回くらいジェットコースターなんて乗るもんだ」



あれがジェットコースター…。



乗りたい乗りたい!!



少し早く歩くとふいに手を引っ張られた。



「マジやめろ。迷子なんかになられちゃ死んで詫びなきゃなんねぇだろ…」

「どうしてですか!?」

「お前のこと託されてんだ。あいつに申し訳ねぇ」



タイラさんのことか…。