アスカは笑ってたけど…。



やっぱり違う場所の方がよかったのかな…。



「イヤ…ですか?」

「どのくらい行きてぇ?」

「アスカの言葉にすると超行きたい」

「わかった…。行くか…」



暗い気がする~…。



やっぱり行きたくないんじゃないのかな…。



それでも雷さんは行くと言ってくれたので従うことにした。



車の助手席には黒いカバンがおいてあって、それを後部座席に移してくれた。



「ぜってぇハグレたりすんなよ?」

「はい!!」

「まずシートベルト」

「はい!!」



シートベルトを閉めたら出発!!



今日はくもりなのでそこまで暑くない。



よかった~なんて思ってるのはあたしだけ?



「雷さん、お仕事お疲れですか?」

「ん~、お前が気にすることじゃねぇ」

「そうですか…」



なんだか雷さんの横顔がいつもと違って疲れてるように見える。



そっか、あたし…なんてことしちゃってるんだろう…。