「お待たせー」 「あ、はい」 「一輝の母さん、1時間後ぐらいに来るってさ。」 「あ、そうなんですか… じゃぁ、それまでには帰らないと、ですね。」 早く会いたい… 早く、会いたいよ… そんなことを思っていると… 「起きましたよ。」 と、看護婦がドアを開けて、私達に言った。 「入っても大丈夫ですか?」 「はい、大丈夫ですよ。どうぞ」 「じゃぁ…宮崎、行くぞ」 「…うん。」 野田先輩…っ